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ニッポンのテッペン!高山病と戦いながら富士山登山に挑戦した2023年夏レポート

目次

元祖7合目に到着 12:38 3010m

ちょうどお昼時ですね。ここまでくると、疲労がかなりあります。大台の3000mを超えました。

休憩かねて、昼食をとることにしました。私は富士山うどんとコーヒーを頼みました。

うどんの上にはあんかけの野菜がのっかっています。タケノコ、ニンジン、白菜、エビ、インゲンなどが入っていました。ボリュームは少なめです。畳のお部屋でしたので、ごろんと寝っ転がって休憩することができました。

提供後30分以内の時間制です。混みあっているときは、あまり長居出来ない雰囲気かもしれません。

本来、この場所で宿泊を予定していました。宿をキャンセルして9合目にしましたが、これは正解だったかもしれません。まだ先が長いためです。

7合目を出発 13:26

約1時間ほど7合目に滞在しました。ちょっと頭が痛くなってきました。最初はあまり気にしていなかったのですが、今まで感じたことのない痛さです。まぁ、我慢できるほどではありましたが、この先でもっと悪化してきます。

足に乳酸がたまって来るのか、明らかに歩行速度が下がってきています。

空の景色もこれまでとは異なってきています。緑も少なく、地面の石のコンディションもなにか違いを感じる。

石が細かい部分は踏ん張りがききにくく、すべって登りにくいのです。これが疲労につながってくるのです。

もっと細かくなると土みたいなグリップになります。

だんだん険しいエリアが増えてきました。坂も急になってきます。落石防止と、上り坂確保のための杭が多くなってきます。

8合目到着 14:27 3250m

頭の違和感がひどくなってきました。8合目は小休止で出発。疲労感がたまらない。ここから途中での小休憩が増えます。

落石防止の大きな鉄のガードが!こんなのどうやって運んだんだろう?

深呼吸して、なんとか息を整える。空気が薄い、そう感じる。そして寒くもなってきたため、モンベルのウインドブレーカーを着ました。飲み物はここで最後の麦茶500mlが1本でした。5合目までに1本飲んでしまっていたため、登山口で1.5リットルしか持っていませんでした。全然足りない。

直射日光を浴びると暑くて2倍の汗が出てきます。曇ったり晴れたりの繰り返しですが、飲み物はこまめに水分補給したつもりでした。しかし、それ以上に体内から水分が出てしまったいたようです。

もう顔が疲れ切っていますね。

あとすこし、あとすこしと言い聞かせ、ゆっくり歩きます。富士山アプリが定期的にアナウンスしてくれます。

50m進むたびに休憩している感じです。

9合目に到着 15:38 3460m

とても空気が薄い。友人二人はそこまで影響がないらしく、疲労感だけ訴えてるが、私は頭の痛さの違和感が消えなかった。9合目の宿にチェックインして、バックパックを置いて、頂上へアタックを試みたが、途中で断念して引き返した。賢明な判断でした。

疲労が激しく、コンディションもあまりよくない。無理をせずに休憩をすることにした。

自販機の価格は500mlペットボトルが500円になっていました。1ml/1円です。

電気は発電しているため十分な供給があるが、水がないのが富士山の特徴です。

宿の従業員さんは、お風呂どうしているんだろう?とか通っているのかな?などの疑問がわいてきました。でも聞くことを忘れました。それだけ余裕がなくなっていたのかも。

宿泊所の萬年雪山荘

こちらは1泊12,000円夕食と朝食の2食付き

過酷な環境だからか、お高めに感じるかもしれない。

しかし、決して高くはないのだと思う。この環境の維持、従業員の給料、2か月の運用など考えると、安いほうかもしれない。

驚いたのは寝床です。ログハウス調の小屋に縦に6個の寝袋が置いてありました。一人当たり40cmほどの幅になります。確実に隣の人と接触する距離感です。メンバー3人で行ったのでまだよかったですが、知らない人の間だったりしたらと考えると、休まる気がしませんね。幅は170cmしかないため、足は延ばせませんでした。

ハンモックで場所を稼ぐとか?スペースの問題がありますねぇ。

奥の宿泊客は出入りしにくそうでした。できればせめて90度向きを変えて、何とかならないものか。

かばん類はフックで吊る感じですが、重すぎて無理なこともありました。とにかく狭い。

9合目を軽装で出発 16:19

寒さと疲労もあって、途中で引き返します。これが初めての下り坂となりました。

下りに強い私は、猛ダッシュで駆け下り、宿につきました。約3倍速です。

宿泊所・萬年雪山荘の夕食 17:09

宿泊者にはチケットが手渡されます。チケットと交換で夕食がもらえました。

夕食はカレーライスでした。私にとって量が少ない。それだけエネルギーを消耗したから。

「少ないなぁ~」って心の声が漏れた瞬間、隣の宿泊客の女性から、「ごはんをちょっとだけもらってください」

遠慮なくいただきました。ラッキー!でも、足りない。

宿泊所・萬年雪山荘就寝 17:30

早めに就寝することにしました。17:30に寝床についたものの、ガヤガヤ他の宿泊客が騒がしい。

20:00には完全就寝したものの、寝れなくて目が覚めた。そして、ひどい頭痛と、あたまが熱っぽい。

日焼けしたのものあるが、最悪のコンディションだ。目がうつろ。寝れば治るかと思っていたが、悪化していた。

夜風に当たることにした。

信じられないぐらい、夜景がきれいだった。しかもこの高さの夜景は生まれて初めてかもしれない。飛行機からでしか見れない高さだ。

少しだけ、笑顔を取り戻す。

宿泊所・萬年雪山荘 2:26 朝食

朝の2時ごろになると、途端に宿泊所が騒がしくなりました。皆さん頂上ご来光に向けて準備で忙しくしている。

完全に就寝できるかが肝になってきますが、私の場合、2~3時間程度寝れたかな?という感じです。

  • 頭が熱っぽい
  • 頭がガンガンする

この症状が、この後もずっと続きます。対処したことは、より多くの水分をとること

友人から水やおにぎり、スポーツドリンクなどの供与を得て、少しだけ楽になった気がしました。

唯一よかったことは、食べることができたこと。高山病は、風邪などの病気に似ているが、食欲はある感じ。これを食べていなかったら、エネルギーが尽きて、危険な状態に陥っていたかもしれない。

私以外のメンバーは小食なのか、2時に朝食を食べずに、頂上アタックを目指した。

酸素缶の購入 2000円

宿泊所・萬年雪山荘の売店が2時には開いていたので購入。

図のようにセットアップして使用します。

息を吐く~~~。吸うと同時にスプレー

といった感じです。

実際に効果があるのか、体感ではあまり感じることはできないが、お守りのような存在になりました。

これを頂上までに何度も小休止を行って、使い続けました。

宿泊所・萬年雪山荘を出発 2:45

いよいよ、ご来光を拝むため、頂上アタックを行います。途中で9.5合目があります。景色が半端なくきれいで、ワクワクするはずなんですが、体調不良で考えることができません。また、暗いこともあって撮影の絵が少ないです。

うっとりするような景色につつまれて、冒険者になります。見よ!この大地を!

50mも進まないうちに、呼吸がとても荒くなり、小休止します。全く進める気配がない。前日の筋肉痛もありますが、それよりも呼吸が常に荒い。まるでボクサーのように3分活動1分休憩を繰り返した。そのたびに酸素缶を3呼吸ぐらい吸っています。そして水分補給。

いよいよ、頂上が見えてきた。最後の鳥居です。相変わらずの急なのぼり道。空が少し薄青くなっていました。

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