※レビューコメントは筆者個人の見解、意見が含まれております。
国宝「犬山城」に向けて出発
2月20日天気予報通りの快晴!朝早く出発!8時20分出発
なんだかんだと、荷物をまとめるのに時間がかかってしまう。今回もトップケースのみ装着してSHOEIのNEOTEC2とWINSのA-FORCE RS(エーフォースアールエス)を交互に使ってみた。
今回は2個のヘルメットを持ち出してその良しあしを、レビューするわけですが、まずは新しく買った、WINSのA-FORCE RS(Lサイズ)をテストする。
WINSのA-FORCE RSの走行性能
柔らかい頬パッド(インナーチークパッド)
早速、下道から走行を始める。最初は新品のため、あたりがついておらず、頬パッドがきつく感じた。しかし、頬パッド(インナーチークパッド)は柔らかい設定のようで、そのうち気にならなくなっていった。
サンバイザーは歪んで見える
他の方のレビュー通り、SHOEIと比べると、価格相応の感じがする。サンバイザーはひずんで見える。慣れてくると我慢できるレベルだが。今回2個のヘルメットをローテーションして使ってみて、改めてSHOEIの歴史ある品質に驚かされる結果となった。
また、サンバイザーを下げ切ったとき、下がり切れていない位置で止まるため、視認できる、1/3ぐらいが視界から見えてしまう。サンバイザー効果2/3ぐらいだ。あと1cmは下がってほしいところだ。
操作性・ギミック
まず、サンバイザーの開閉操作は、慣れているNEOTEC2の配置と異なるため、ちょっと探す、手探りな場面があった。これは慣れの問題かな。
次に、シールドの開閉(これは、システムヘルメットのようにフェイスカバーを開けられないため、シールド開閉を主として頻繁に開け閉めします。)ギミックが固く、スムーズではない感じがします。閉めるときは特に、押し込まなくては完全に閉まらいため、ピュー♪っと風が入ってきます。
ヘルメットシールドの取り外し洗浄
鈴鹿SAに到着し、さっそくヘッドライトに誘引されてやってきた、昆虫がシールドにへばりついていました。これを除去するため、シールドを取り外します。取り外しはSHOEIと同じで、指でリリースレバーを引きながら引っ張り上げる感じ。
ヘルメットシールド洗浄後、ヘルメットに再装着する際、ちょっと悩んだ。ちょうど説明書も持ち歩いていたので、理解できた。装着方法は、2アクションです。まず、黄丸の部分をガイドに合わせながら押し込みます。ここまではSHOEIと同じ。この状態だと、赤丸部分が浮いています。
説明書にはシールドを矢印の方向へ引っ張れ!と書いています。シールドを引くと、パチンっと入りました。
内部に小さいスプリングが入っており、このスプリングが前後することで、全閉したときシールドを吸い寄せられ、密着させてくれます。SHOEIも同じような構造ですが、このギミックが、ぎこちない。構造設計や材質、精度が悪いものと思います。これがシールドの開閉操作の信頼性を作り出しています。スムーズでないと出先でややストレスを感じざるを得ません。このあたりがチープさを感じるポイントですね。
↓こちらはSHOEIのNEOTEC2のシールドギミックです。シールド角度調整の波が小さくてコンパクトになっていますね。波の大きさが小さいから、てこの原理で有利な構造。シールド開閉の軽さが違います。スムーズさがこれにより生まれているんですね。ギミックサイズもSHOEIがとてもコンパクトに仕上がっています。
このあたりが、長年の培った技術差といえます。
肝心の高速性能
高速道路に入って時速100kmでも安心感は十分にあった。とても軽量であり、首振りも問題がない。しかし、耳障りな風切り音がひどい。(これも事前レビューにあったものと同感)風切り音がSHOEIのNEOTEC2と比べてとても大きく、残念でした。
帽体が軽いせいか?帽体の厚みが薄いせいか?とても大きい風切り音が常に耳を疲れさせてくれます。高速ロングツーリングには不向き!という皆さんのレビューはその通りです。インカムの聞き取り性能に大きく影響を受けることでしょう。(騒音なんて気にしないって人は大丈夫でしょう。)
大型のシールドを装備した車両(BMW K1600GTL、HONDA ゴールドウイング等)なら、そもそもヘルメットにさほど風を受けないため、この点は問題ないかと。
エアベンチレーション
エアインテークは入口が口元と前頭部2か所、排出が後頭部にあります。
3か所あるので、やや面倒と感じます。SHOEIは後頭部の存在する排出穴は常に開口なので、後頭部の開け閉めは必要なのか?と思ってしまいます。
入口の2か所のみ操作で、後頭部は開けっ放しでもよいかもしれません。冬は全閉です。
実際にすべてOPENにした感じは良好。空気の流れも今日の寒さ(約10℃)だから、よくわかります。真夏だと焼け石に水ぐらいの効果しかありませんが、汗は飛ばしてくれそう。
シールドの透過性
十分すぎる性能です。長期間使っていませんが、クリアです。
曇り止めがない状態での使用感
クリアシールドはこの時期、吐く息ですぐに曇ります。特に信号待ちの時ですね。走行中はベンチレーション全閉でも、すぐにクリアな視界になります。同社製FOGWIN(曇り止めシート)はあったほうが良いと思います。
しかし、曇り止めシートさらに視界が悪化する可能性があります。SHOEIでもピンロックシートつけると、視界がやや悪くなりました。シートとシールドの間に水が入ったりすると、気分が悪くなっちゃいます。
A-FORCE RSまとめ
SHOEIのNEOTEC2とWINSのA-FORCE RS(エーフォースアールエス)の比較での判断になりますが、結論は”軽い”部分のみ高評価を得られて、その他の部分はNEOTEC2に見劣りする結果でした。
その後、ガソリンスタンドで給油するシーンもありましたが、手元が見えず、いつもよりも手間取ってしまいました。
A-FORCE RSのシステムヘルメットが出たら買うかもしれないが、静粛性が最も重要な改良ポイントです。それは軽さの正義を殺すことになるかもしれませんが、1,500g台でカーボンシステムヘルメットならアリと思います。騒音がカーボンの材質、外形のデザインや構造?どの部分が起因しているのか不明ですが、追及すべきポイントです。
それが改善できれば、売れるメット「コンフォート・カーボンヘルメット」になってゆくんだろうと、今後も注目してゆきます。
少し残念なレビューになってしまいましたが、個人の見解ですので、参考までに皆さんのヘルメット選びの一つになっていただければ幸いです。
国宝「犬山城」城下町とともにその魅力に迫る。ツーリングの続きは次の記事で
BMW F900XRスペックと詳細
一般的な詳細:
- モデル名: BMW F900XR
- クラス: アドベンチャーツアラー / スポーツツアラー
- エンジン: 液冷直列2気筒エンジン
- 排気量: 895 cc
- 最大出力: 約100馬力以上(具体的な数値は年式によって異なる)
- トルク: 約92 Nm以上(具体的な数値は年式によって異なる)
- トランスミッション: 6速マニュアルまたはオプションでシフトアシストプロ(クイックシフター)を装備
- 燃料供給: 電子制御燃料噴射
- サスペンション: フロント・テレスコピック、リア・モノショック
- フレーム: スチールチューブトレリスフレーム
- ブレーキ: デュアルディスクフロントブレーキ、シングルディスクリアブレーキリア、ABS装備
その他の特徴:
- フルLEDライティング
- 電子制御スロットル
- ライドモード(異なるライディングモードを選択可能)
- クイックシフター(オプション)
- 6.5インチのカラータッチスクリーンディスプレイ(オプションでBMWのConnectivityオプションが利用可能)
- クルーズコントロール
- ヒートドグリップ(オプション)
- シート高調整(オプション)
これは一般的なF900XRのスペックと特徴の概要です。具体的なモデルや年式によって仕様が異なる場合があるため、最新の情報はBMWの公式ウェブサイトやディーラーで確認することが重要です。また、地域によっても装備や仕様が異なることがありますので、購入前に詳細を確認することをおすすめします。
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