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猛暑ツーリングが最強な水冷服・ヘルメットエアコンG2+人間エアコンEZ3の魅力に迫る実験

毎年塗り替えられる猛暑日最高気温、連続猛暑日

2020年8月、今年は遅れてやってきた猛暑!歴代最長の連続猛暑日(35℃以上)を記録しようとしている。

夏はツーリング需要が低下する。道の駅「針テラス」では、コロナの影響もあってか、駐輪スペースのバイクの数が少ない状態だった。暑さ+コロナ自粛が、影響しているようだ。

針テラスのバイク 猛暑ツーリング最強水冷服で快適なライド
針テラス駐輪場

毎日のように、猛暑注意のニュースが流れ、熱中症対策の救急搬送者が増えている。今年は2倍の搬送率だ。原因はコロナ対策のマスクにあると考えられる。冬季よりマスク着用による熱中症患者の増大が懸念されていた。未来が予想できたにもかかわらず、増加する熱中症患者はとどまることを知らない。

今年は1回も展示会に出ていない。正直、暑いが例年以上に販売はよろしくない。これはクールスマイルだけではなく、業界が特需以外の消費が伸びていないことに一致している。

来年度の開発予算にも影響しそうだ。

新しいヘルメットエアコンとツーリングシートバッククーラーのテスト

クールスマイルは新型ヘルメットエアコン、バイク用のクーラーシステムの開発に着手した。

新型のコンセプトは「安価で強力冷却」

製造コストを抑えるため、生産性を向上させる。また、フィッティング向上や現行品の不満点をツーリングテストなどであぶり出し、機能を向上させる。

猛暑日に、何度かテストしてみたが、現行品のヘルメットエアコンでも驚いた、おどろきをさらに塗り替える驚きがある。これはもう新発明だ!ぜひ、ライダーに使ってほしい。展示会で着用して、その驚きを体感してほしい。絶対に感動させる技がある。絶叫すること間違いないだろう。

ヘルメットエアコンでツーリングが劇冷えで快適ヘルメット涼しい!

シートバックの中に凍らせた10Lのタンクを収納している。

人間エアコンシリーズは30℃を基準にモノづくりをしている。30℃時に基本1Lボトルの氷が無くなるため、1ボトル1時間交換サイクルになる(個人差はある)。

よって10Lタンクだと10時間使用できるイメージだが、実際はそうもいかない。

35℃の猛暑になると、そのサイクルは短くなります。

保冷シートバッククーラー水冷服用
シートバッククーラー搭載の状態

また、走行時の振動で氷が溶けやすい。そのぶんライダーは冷えた水を循環できるわけだが、いたしかたない。タンクの周りに更に冷えた保冷剤などで保護してあげれば、少しは長持ちするかもしれない。(気持ち程度)

今回(初回)のテストでは、2日間10Lタンクに8L程度入れた水で凍らせた氷を使用した。実際2日では、完全に凍ることはなかった。50%氷ぐらいだろうか。氷の内部はまだ液体の状態であった。完全に凍らせるには3日以上必要と思われます。(家庭用の2ドア冷凍冷蔵庫の場合)

冷凍ストッカーを使用すればもっと早く凍った可能性はある。業務用ならさらに早いかも。

10Lタンクを入れるシートバッククーラーツーリング用水冷システム
10Lタンクをシートバックに入れる図

10Lタンクは1回のセットで長く使えるので、毎回ボトル交換の手間が少ない。ライダーも1乗車でかかる手間が少なくなる。乗車中は着衣とつながっていて問題はない。

スイッチ操作も左手で走行中にON/OFFが可能だ。

シートバッククーラー乗車手順

まず、シートバックを車体に装備しておく。シートバックは固定ベルトのみ、あらかじめ車体に装着しておくことができる。(シートバックを使用しないときもベルトのみ装着した状態で走行ができる。)

出発直前にシートバックをバックルで簡単固定し、冷凍ストッカーで凍らせた10Lタンクを装填する。

次に着衣(ヘルメットエアコンや、人間エアコン)を着て、継ぎ手でシートバックとつなぐ。

人間エアコン継ぎ手接続
継ぎ手の接続

ヘルメットエアコンと人間エアコンの同時利用の仕方はこちら

あとは、スイッチを入れれば、水が循環し、着衣内を流れてゆく。走行準備完了

下車するときは、スイッチをOFFにしてから、2つの継ぎ手を切り離したら下車できる。とってもシンプルで使いやすい。

グラウンド(徒歩)に出たらCS319iCS371iなどに切り替えて使用しても良いだろう。ツーリングは散策が意外と暑い。

人間エアコン+ヘルメットエアコン+CS371iポンプシステムバック

実際に走行してみて思ったこと

針テラスまでの往復160kmの道のりを高速道路と一般道で走ってきた。今回は半氷もあってか、3時間で10Lタンクを消費してしまった。針テラスに到着時にはちょうど氷が無くなっていた。冷却力は確かに感じたが、氷消費が早すぎた結果になった。その原因は、着衣自体に走行風を浴びるため、風によって外気と熱交換している点、完全に凍っていなかったタンクの2つが考えられる。

10Lタンクでツーリングの暑い時間帯を何とか切り抜けたい。そう思った。ヘルメットエアコン単体で使用すれば、かなり長く持続すると思われる。ヘルメット自体が発泡スチロールで作られているため、一定の断熱効果がある。冷却部に風が当たりにくい特徴がある。

今回使用した着衣はEZ2で、次回はEZ3着衣でテストしてみる。EZ3着衣には断熱層が装填されており、これがどの程度効果があるかを見てみたい。

ヘルメットエアコン休憩 ツーリング

ヘルメットエアコンG2は凄かった!

これは夏のライダー必見と言えるアイテム(ヘルメットクーラー)だ。写真はNEOTEC2に試用。サイズは2Lサイズを着用。

動画でもコメントしているが、頭から氷バケツをかけられたような感じだ。場合によっては冷えすぎて、頭が痛くなるので要注意だ。ヘルメットクーラーとしては世界最高だと思われます。っていうか、ヘルメットを冷やすためのグッズは存在しない。エアコンと称するものは存在しているが、冷えはしない。冷えるというか、冷感レベル。クールスマイルのヘルメットエアコンは、ガチ冷え!唯一のヘルメットクーラーと言えるだろう。

ライダーには秘密兵器にして、超強力なリーサルウエポン(最終兵器)であると言える。

また、進捗があれば、YouTubeチャンネルでもご案内いたします。

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