あの、お掃除本舗でロボット付き17000円でエアコンを掃除してもらった。その後。
夏の初めに、初めてエアコンのスイッチを入れたとき、くっさ~~~!!!異臭がするときってありますよね?しばらくすると慣れてくるんですが、まだ臭い。
エアコンの原理
エアコンは大きく二つのパーツからできている。室内機と室外機だ。室内機は部屋の中でよく見ますね?エアコンは専用のガスを室外機で圧縮して、放熱する際に冷たい冷気を発することができます。この原理を使って室内機のアルミフィンを冷やすことで、それを送風するという、シンプルで簡単な装置なんです。もっとわかりやすく言えば、富士山の頂上は寒いですよね。夏でもかなり寒いんです。これは気圧の差なんです。その差を機械で効率よく作っていると思えばわかりやすいと思います。
冷えるってことは濡れる。
つまり、冷えたペットボトルを放置しておくと、水滴がボトルについてきますね?この原理、結露(けつろ)といいます。同じように結露したアルミフィンによって、部屋は快適にドライ除湿されるんです。結露してできた水滴は滴り落ちて、ドレンホースから室外に流れ落ちます。一度エアコンをよく見てみよう!
エアコンを切った瞬間!
エアコンはOFFにした瞬間から、ロボット付きは掃除を始めたり乾燥させたりしますが、それも限定的なことです。お掃除と言えばフィルターの埃を取る作業をロボットしますが、油汚れの多いキッチン周辺のエアコンでは効果がありません。内部フィルターが油まみれになり、ロボットお掃除では、きれいにできないのです。ロボットお掃除は完ぺきなものと過信してはいけません。横着ものの機能といえますが、メーカーがエアコンに付加価値を付けたがってできた産物でしないと思います。エアコンなんて何十年も大きな構造変化はありません。
一般的なエアコンは普通に素直に停止します。このとき、アルミフィンはまだ濡れた状態で、お部屋の空気も大量に吸い込んだ後になります。アルミフィンには水滴とばい菌が存在し、繁殖しやすい状況を作ってしまうのです。なぜ、この不衛生的なエアコンのお手入れをしやすい、エアコン開発をメーカーがしないのでしょうか。内部パーツ、のシロッコファンとか取り外してかんたんにお風呂で洗えてもいいと思うんです。このカビの状態を見てもそう思いませんか?諸君。
見ただけで、おぇぇ~~ってなるでしょう?これが12年物
エアコン買うならシンプルで安いモデルを!
高機能のロボットやスマホ連動、ロボットお掃除、ナノイーやプラズマクラスターなど補助機能付きは良さげで高いだけです。最もシンプルな良く冷えるモデルが良いです。結論。
なぜなら、後述するお掃除にて分解の手間がかかりすぎる点や、買い替え時により多くの予算が必要になることです。高級モデル10年使うなら、安価モデルを5年ずつ使ったほうが良いと筆者は思います。冷える理屈に、大差はないのです。付加機能に価格差が出るんです。
パナソニックのお掃除ロボットエアコン2010年製を、お掃除本舗の人に洗浄依頼
ロボット付きは分解洗浄がめんどくさい!お掃除本舗なら分解洗浄してくれる!とWEBに書いてあったので、依頼してみた。軽ワゴン1台でさっそうと現れたお掃除本舗さん、どうやら自営業でフランチャイズのようだ。大元が結構持って行くんだろうか。
早速とりかかってもらったら、あれれ?分解していない。半分解。しかもトップカバーを外しただけではないか!!??
ということで、なぜ完全分解しないのか聞いてみた。回答は、この作業がお掃除本舗では一般的だとか。この方法なら自分でもできたわけだが、悩んだ結果、やはり洗浄を続行してもらうことにした。
矢印の部分にタオルなどで養生された形で、マスカーでエアコンをくるんでいます。電気部品に水がかからないようにして、そのままマスカーを漏斗状にし、その下にはバケツが置かれています。洗浄した水がこのバケツに集約されるのだ。
さすがプロ、手際は良い。あっという間に養生して洗浄してしまう。当然ながら洗浄中は暑い。
2時間ほどで完了した。本来、完全分解であればロボット付きは3~4時間必要となる。
今回は外側から高圧洗浄したため分解はしなかったが、目で見える範囲は大変きれいになった。途中、カビキラーの匂いがしたので同種の洗浄剤が使われたことと思う。
最終的にはきれいになったため満足いく結果だった。試運転の空気も非常に新品に近い。健康を考えたら安い結果だと思った。夏の終わりにも自分で洗浄しておこうと思う。
富士通の2005年製、型番AS40PPEAという機種を使って洗浄
実際に、自分自身で洗浄してみることにした。先の12年物のシロッコファンの写真を見た通り、非常にカビだらけのエアコンを自分で洗浄してみる。まず購入したのが動噴高圧洗浄機(30,000円)、スプレーノズル(10,000円)、エアコン洗浄カバー(10,000円)、空圧式スプレー(500円)、マスカー(300円ほど)、エアコン専用洗浄液(1,500円)などなど 電動ドライバーやドライバー、養生テープなどはありものを使用した。おおむね50,000円ほどの出費だ。
車やバイクなんかも洗えそう。洗浄ノズルがプロ仕様で使いやすいです。特にノズルが先で曲がっている事が重要でした。農薬散布などでも使用されるようです。エアコン洗浄には非常に使いやすいセットです。
汚れを今一度見てみよう!
アルミフィンの汚れ。写真では意外にもきれいに見える。フィンの側面には汚れがありそうだ。
先ほどの写真と別の角度から撮った写真だが、なんだかからだがかゆくなってきた。^^;
とても汚い。さらに拡大写真↓
もはや積もり積もった雪のようですね。これが高速回転していると考えたくないです。
やはり、埃とカビがぎっしり!裏面こそ汚れがはっきりと見えます。
高圧洗浄で表からここまで届くのだろうか?当然この面も、高圧洗浄ノズルで掃除しました。
ダニやアレル物質がいっぱいありそう!!
まずはエアコン室内機を分解してゆきます。
5か所のねじを外します。そして、矢印の部分にあるロックを押したり引いたりして、ちょっと苦労しますが、カバーを引き抜きます。
電気配線類は、シンプルにまとまっていました。アルミフィン温度センサー、アース線、空気温度センサーを取り外します。ついでにリモコン受光部もターミナルから引き抜いて分離します。
スケルトン状態エアコン。シンプルな機種なので分解が簡単でした。ねじもわずか6本です。
ここから養生を始めます。右奥は電気パーツがありますのでこのあたりを入念に防水します。
マスカーを使って上手に防水します。なんせ下にはパソコンがあるんです。面倒なのでそのまま動かさずに洗浄しました。(横着^^)
マスキング工程
まず、初めに掃除機で簡単なごみを取り除いた。
次に、マスカーテープで全体を囲い、電装部分を特に入念に保護して、中にタオルを入れた。タオルは万が一水が侵入した場合に、水を吸収しやすくするためだ。
高価なエアコン洗浄カバーは10,000円ほどした。しかし、これはあったほうが良い。繰り返し使える強度と安心して高圧洗浄ができます。上部にはアルミ製の指示金具があり、作業スペースを作ってくれます。
エアコン洗浄カバーは、末端が長い排水機構になっていて、これがそのままバケツに放水する。マスカーを代用できるが、エアコン洗浄カバーがあったほうが断然作業しやすい。
ここまで養生できた、いよいよ洗浄開始だ!
まず、高圧洗浄機で水洗いして、大方のほこりなどを大きな汚れを取り除きます。
そして、水で希釈した洗浄液を手押しスプレーポンプに入れてアルミフィンに噴霧してゆきます。下からもルーバーやシロッコファンに吹きかけます。しばらく放置して高圧洗浄します。
見る見るうちに汚れが取れてゆきます。気持ちいい!!!最初はどす黒い水が流れてゆき、だんだん透明になってきます。入念に高圧洗浄をして、今度は下からシロッコファンを狙います。
裏のフィンも高圧洗浄をかけます。ノズルが曲がっていないと難しい部分です。
ドロドロのドレイン水、洗浄液も一緒に流れ落ちているが。。。黒いビールのような。。。
こんなに汚れてたんじゃエアコンは使えないね。
使用したその他のアイテム
高圧洗浄機はこの通り、威力抜群です。
隅々まできれいになりそうですね。
約25リットル噴霧に水道水を使いましたが、15リットルぐらいでも十分かもしれません。洗浄中の写真はありません。
洗浄が終了し、水をふき取りながら、電装パーツを復旧させます。そして試運転。OK。快調です!空気もとてもおいしい!!
いったん停止して、コンセントを抜き、あらかじめお風呂で洗っておいたカバーを取り付けてゆきます。
たったの6本のねじ止めで組み立て完了!この機種はシンプルです!
ほぼ、元どおりです。
フィルターはお風呂などできれいにしておきます。
完成!!良く冷えてます!気持ちよいです!素敵です!
5万円ほど予算を使いましたが、エアコン3~4台洗浄で元は取れるでしょう。
カビから健康を守れると思えば、気分もよいし、とてもよかったと思います。
1年に1回は洗いたいと思っています。
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