注文から約15日で到着したShad SH59X Top Case Aluminium Premium
早速愛車(F900XR)に装着してみた
純正のパニアキャリアを取り外し
まずは、純正のパニアキャリアを取り外します。
写真のこのトルクスねじを取り外します。ねじロック剤が入っているので、力いっぱい回してねじを除去します。
取り外した純正パニアキャリアの重量は約1.3kgでなかなかの軽量です。これだけで左右両方のパニアを支えています。さすが純正!専用設計だからできる技ですね。形も目立たずオシャレです。
Shad 3P System BMW F900R/F900XR
Shad 3P System BMW F900R/F900XRの価格は15,314円でした。これは図のパニアキャリアです。重量は片側だけで1.6kgもあります。両方で3.2kgです。純正のキャリア1.3kg(左右)と比べると、約2.5倍も重さがあります。約1.9kgプラスになります。
今回は、パニアケースとトップケースの両方をShad社製で統一します。そのためトップキャリアとパニアキャリアをコンビネーションで同時設置します。いずれか片方のみの設置も可能です。
Shad Top Master BMW F900R/F900XR
Shad Top Master BMW F900R/F900XRの価格は11,258円でした。こちらは片方が1.2kg両側で2.4kgあります。触った感じとても頑丈です。バイクのフレームかと思うぐらいに強いです。
純正のトップキャリア(日本円で40,172円税込)はバイクのフレームに付属している部分と一体化しており、見た目的に6kgぐらいありそうです。しかし、その一部分は車両で使われているため、実際の加算重量は想像で3kgと思われます。
バイクにキャリアーセットを装着します。
先ほどのトップとパニアのキャリアをセットにして6mmの6角ねじとスプリングワッシャー、ワッシャー、トップ、パニアキャリア、スペーサーの順に車両に固定します。
この取り付け作業がなかなか大変です。一人だと2つのキャリアを持ちながらねじを固定することが難しい。でも何とか一人でこなしましたが。。。
反対側も先の手順で取り付けます。コツもつかみました。
2か所のねじを仮固定します。
次に、後部座席のフットレストのピンを抜きます。これはEリングで固定されているため、マイナスドライバーでこじって取り外します。簡単に抜けます。
取り外したピン。このピンを取り外して、ここにパニアキャリアーを接続します。
なぜか、F900XRパニアキャリアは延長するための追加プレートが同梱されておりました。おそらく旧車両の転用品なんだと思います。おそらくF800系の製品かなぁ?
ちょっとダサいけど、再設計前の製品かもしれませんね。旧車両在庫の在庫共通化とか効率化?そんなところかなぁ。サイズが違うということは、リアフットレストの位置を変更したのかな。
というわけで、説明書に載っていなかったけど、プレートを挟み込んでゆきます。
ここは自己流で余っているねじを使って固定してゆきます。たぶんこうかなぁ?ってふうに。
こんな感じで固定できました。
パット見た感じ、黒の粉体塗装がきれいに車両とマッチしていて、キャリアだけだと純正とあまり変化がない感じが予想通りの良い雰囲気です。違和感が少ないですね。とめ個所は3点とめ(シート下2点吊り下げ、リアフットレスト1点)になります。とてもシンプルですね。
反対側も同様に固定します。こちらはマフラーがあるせいか、追加プレートの装着位置が異なりました。ここは自己判断で装着してゆきます。
左側と違ってプレートの合わせ方が上側になっています。大した差ではありませんが、少し違和感があります。また、マフラーに近すぎるので、ここも作業性が悪いです。
この部分がマフラーに近すぎるため、右側のみワッシャーを3枚かませて高さ調整しました。こんなんで大丈夫かなぁ?フランジナットの樹脂部分が溶けてしまわないかなぁ~?っと心配したりします。一応、直接ねじが接触しないようにしています。
何とか固定できましたね。ラチェットレンチがあれば作業ははかどります。
なんとか、装着完了しました。約1時間程度の作業でした。
トップケースのベースを取り付ける。
SHAD社製のトップケースベースです。汎用性が高く、18種類のトップケースを乗せることができます。気分次第で載せ替え自由ってことですね。その中でも今回は大型のShad SH59X Top Case Aluminium Premium 価格29,898円を選択しました。
SHAD社製のキャリアーに、SHAD社製のトップケースのため、バシッと決まるはず!っと思いきや案外アナログな取り付け方法でした。以前他社品(SW-MOTECH:SWモテック)キャリアーを購入しましたが、かなり専用設計でした。SHAD社製は汎用性を意識が強くてか、シンプルな取り付け方法でした。
まず、赤いねじガイドをキャリアについている穴と合わせた位置に装填し、その部分にプラスねじを挿入するという感じ。
裏側は、フランジナットにワッシャーをつけて固定するだけという、シンプルな固定方法です。やや不安が残りますが。定期的にねじのゆるみチェックをしたほうがよさそう。
上からはplusドライバー、下はモンキーレンチで固定。
4隅をタッピングネジ止めしたら完成です。
トップケースの取り付け
図のレバーを下に引き下げてロック部分をずらしておきながら、上部より押し込みます。
押し込んだ感じ、カチッと感は無いのですが、レバーが元に戻ってキーロックをOPENの位置に回せたら、無事に設置ロックされているようです。
テスト走行
装着し、さっそくテスト走行してみました。車体の白、黒、シルバーとうまい具合に調和し、浮いた感じがありません。
乗った感じ、いつもと雰囲気は変わりません。ガタガタと変な異音も感じませんでした。
使い勝手もよさそうです。今のところデメリットを感じません。
パニアを外した状態。
かっこいいです。そして可変容量を実現したトップケースは収納を拡張することができ、荷物の調整が可能です。大型トップケースのため、普段使いはトップケースのみで十分ツーリングできそうです。
ヘルメットが二個入る、大容量トップケース
Shad SH59X Top Case Aluminium Premium
赤いレバーを操作してケース蓋を引っ張り上げると、瞬時にケース容量が増えます。写真は最大容量時の状態。タンデムする場合にとても重宝します。ヘルメット1個しか収納できない場合、旅先で1個は持ち歩くか、車体に簡易的に置いてゆくことになります。雨が降ればヘルメットは水浸しになります。また2名乗車の場合、ちょっとした小物も収納でき、重宝しそうです。
最小容量の状態。
最小容量状態だと、横から見たらコンパクトなケースに見えます。シルエットとフォルムがそうさせるのでしょう。
カメラ画角によりますが、後ろから見るとトップケース幅が印象的です。パニアとセットで見ると気になりにくいですが、トップケースのみだと存在感ありありですね。
パニア幅は、ハンドル幅とほぼ同じです。そう考えて意識しながら走行すると狭い道路も抜けられそうです。
持ち運びも、らくらくこなせます。
パニアケース Shad Side Case SH35 Right&Left Premium Set
パニアケースは2個セットで価格41,493円
こちらはネオテック2ヘルメットが入りませんでした。サイズはミドル級ヘルメットで、ジェットヘルメットぐらいは入りそうです。今回の場合は、トップケースをヘルメット入れに使用するため、パニアケースにはヘルメットを入れる予定はありません。
Shad Inner Bag for Side Case SH36
Shad Inner Bag for Side Case SH36 価格2820円/1個
インナーバックを今回セットで購入しました。この価格は買いでしょう。すごく安いです。使い方としては、下着や着替えをバック内にあらかじめ入れて置き、旅館などでバッグごと持ち運び、乗車時にはポン入れですぐに出発できそうです。そんな使い方。
キャンプなんかに行った際にも、あれこれ小物をパニアから取り出すのではなく、1つにまとまった鞄のほうが便利そうです。カメラグッズとかまとめ入れておくのも便利そうですね。
可変トップケースを使ってみる
赤いレバーを解除し、サイズ拡張したら、ロックするだけのシンプルな構造。あっという間に拡張できちゃいます。これは便利です。
サイズの余裕がもたらしてくれる安心感。満足感
拡張状態のトップケース
一段と存在感が大きくなります。
キーを3in1に変更してみた。
オフィシャルの説明を見ながら、キーシリンダーを交換します。キーは予備で合計2本です。
キーシリンダーは付属していた
この時、気が付きましたが、パニアのセットの中に、1シリンダーの予備が入っていました。これつまり、トップケース用のシリンダーです。
別途購入したキーシリンダーセットは買わなくてよかったんです。Shad 203134R Black Key One Size 価格4,467円が無駄でしたね。
実際にシリンダー交換を行ってみた。
このセットが、パニアケースの中に同梱されていました。
まず、キーブロックを4つのタッピングネジ(トルクスねじ)を取り外します。ドライバーは長いほうが作業性が高いです。
マイナスドライバーを突っ込んで、こじり開けます。
ちょっとわかりにくいと思うけど、強めに力をかける必要があります。パキッっと言って外れます。
キーシリンダー部が外れました。
裏返して、プラスねじを外します。(公式ガイド映像では別のねじを使っていました。)
シリンダーと分離されます。
シリンダーを入れ替えます。
元の状態に戻してゆきます。
裏側のねじを固定します。この時、他の部位のスプリングが外れたりしますから、他の部位に触れないほうが賢明です。慎重にやりましょう。
これでシリンダーの交換完了です。キーを差し込んで動作確認しましょう。
交換されたシリンダー 表から見た図
ケースにシリンダー部を取り付けてゆきます。
矢印の方向へ押し込みます。ちょっとわかりにくいかもですが、そこまで力はいりません。
最後にタッピングネジを4か所
固定したら完了です!
これで、パニア、トップケースのキーが共通化できました。1キーのほうが便利ですからね。
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