2025年5月20日、大阪・関西万博の「WASSEE」会場を訪れた体験をまとめます。今回の展示は、東日本大震災の資料や福島の復興、最新技術、そして子どもたちに大人気のカブトムシ展示まで、多彩な内容が詰まっていました。


東日本大震災の記憶を伝える展示
会場の一角では、2011年の東日本大震災に関する貴重な資料が展示されていました。震災当時の被害状況や、津波、原発事故の記録、そしてその後の復興の歩みが、詳細なパネルや映像で紹介されています。特に、震災から10年以上経った現在も、地域の人々が粘り強く復興に取り組む姿が強調されており、世界中から寄せられた支援への感謝のメッセージも発信されていました。
ただし、展示の多くは文字情報が中心で、来場者が足早に通り過ぎてしまう場面も。映像や体験型の展示を増やすことで、より多くの人に震災の教訓や復興の現状を伝えられるのでは、という課題も感じました。







五感で楽しむ体験型展示:香りのセンサーや未来研究所
WASSEEでは、福島県浜通りの「未来の研究所」も再現されており、来場者は香りセンサーを使って福島の桃やブドウの香りを体験できるコーナーもありました。展示物にタッチすると、リアルな果物の香りが漂い、子どもから大人まで楽しめる仕掛けになっています。
また、地域の再生や新しい働き方を目指すロボット研究、AI無人販売スタンドなど、最先端の技術紹介も充実。特に、災害対応や農業の効率化に役立つロボットやドローンの実演は、来場者の関心を集めていました。
カブトムシ展示で子どもたち大興奮!日本文化の再発見
子どもたちに一番人気だったのが、カブトムシの生体展示。成虫が元気に動き回る様子は、まるで小さな動物園。日本独自の「虫取り文化」についても解説されており、海外からの来場者にとっても新鮮な体験となっていました。


























福島の農産物・グルメも体験!試食やエコクッキー
会場では福島の米やアスパラガス、トマトなどの農産物も展示され、試食タイムには多くの人が列を作っていました。特に、米粉を使ったグルテンフリーのエコクッキーや、地元産のクラフトビール、ジャムなど、地域の魅力を五感で味わえる工夫が光っていました。



展示の課題と今後への期待
全体として、情報量が非常に多い一方で、展示の見せ方や体験型の工夫には今後の課題も感じました。特に、文字情報だけでは伝わりにくい内容も多く、事前に予習できる仕組みや、ガイドによる説明、映像コンテンツの充実が求められます1。
また、福島の復興や農業の現状については、JA(農協)や流通の課題、農家の経営のリアルな声も紹介されており、単なる展示にとどまらない社会的なメッセージも感じられました。
まとめ:未来と記憶をつなぐ万博体験
WASSEEの展示は、東日本大震災の記憶を未来へつなぐとともに、福島の新しい挑戦や日本の文化、最先端技術を体感できる貴重な場でした。今後も定期的に内容が変わるとのことなので、何度でも訪れて新しい発見を楽しみたいと思います1。
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