【3Dモデリング】「落合さん」の個性が光るキーホルダー制作過程を徹底解説!

【3Dモデリング】「落合さん」の個性が光るキーホルダー制作過程を徹底解説!

先日公開された「CoolSmile水冷服のパイオニア」チャンネルの動画「落合さんのキーホルダーをつくる。」では、人気キャラクターである落合さんをモチーフにした、個性的なキーホルダーの3Dモデリング作業が公開されました。

今回は、約50分にわたる緻密な制作の裏側を、ブログ記事としてご紹介します。


プロジェクトの始動:少年っぽい「落合さん」

本プロジェクトのテーマは、「少年っぽい落合さん」のキーホルダーを、彼の代名詞である黒と白を基調としたシンプルなデザインで制作すること [00:38]でした。

デザイン自体はシンプルな白黒カラーにすることで、非常にスタイリッシュな仕上がりを目指します。しかし、この単純に見えるデザインにこそ、モデリング上の多くの工夫が凝らされているのです。

最初の難関:データのエラーと格闘

デザインの元となるキーホルダーのスケッチデータを3Dモデリングソフト(Fusion 360など)に取り込む際、さっそく大きな壁に直面します。

  • 複雑な線によるエラー: ベクターデータ(DXF)をインポートしようとすると、「複雑な線」が原因でエラーが発生 [00:55]。特に髪の毛の生え際など、細かな部分で線が破綻していることが確認されました [01:26]。
  • 試行錯誤と修正: エラーを回避するため、線の調整や、SVG形式でのインポートを試すなど、地道なトライアンドエラーを繰り返します [12:55]。この粘り強い修正作業の結果、スケッチの読み込みに成功しました。

読み込まれた輪郭を見たクリエイターは、そのシルエットだけで「落ち合いさんぽいな」と、出来栄えに手応えを感じています [13:25]。

3Dプリントを想定した多層構造の構築

キーホルダーを3Dプリントで制作する場合、各色を別パーツとして重ねる「多層構造」にする必要があります。

  1. ベース(白)の作成: まず、土台となる全体像を1mm押し出して新規ボディを作成し、マットホワイトの質感を与えます [14:13]。
  2. 黒パーツの配置: 髪や服といった黒い部分を押し出し、ベースの上に配置します [15:14]。
  3. 肌色の表現と立体感の調整:
    • 肌色部分(顔、耳)は、黒や白とは別の色で表現するため、ベースから1mm下に下げた新規ボディとして作成されます [15:56]。
    • 選ばれた肌色は、白黒のテイストを崩さないよう、マットな黄色系(キャメル)のような色味が選ばれました [16:47]。
    • 飛び出していると不自然に見える顔の目などのパーツは、あえてベースの肌色から切り取って下げ、立体感と自然な仕上がりを追求しています [31:36]。
    • さらに、服のパーカー部分をあえて少し前に出すことで、立体的な表現を加えています [28:16]。

最終的に、このキーホルダーは「黒・白・肌色」の3色で構成されることとなりました [46:41]。

仕上げ:キーリングと裏面のギミック

キーホルダーとしての機能を持たせるため、最後にキーリングの取り付け穴を裏面の上部に追加 [35:55]。

さらに、キーホルダーの裏面には「RAIDEN QR」のQRコードを彫り込むという、遊び心あるギミックも組み込まれています [39:08]。

RAIDENについてはこちら

まとめと今後の展望

長時間の格闘と緻密な調整を経て、個性豊かな「落合さんキーホルダー」の3Dモデリングが完成しました。レンダリングで最終的なデザインを確認し、質感や光の当たり方を調整 [46:57]。

動画の最後では、いよいよこのデータをもとにした「テストプリント」を行うと宣言されました [49:26]。

実際のキーホルダーがどのような仕上がりになるのか、次回の動画が楽しみですね!


▶︎ 今回ご紹介した動画はこちら 落合さんのキーホルダーをつくる。

【3Dモデリング】「落合さん」の個性が光るキーホルダー制作過程を徹底解説!

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