こんにちは、AIU@人間エアコンです。今回は大阪関西万博の5月7日訪問記の後編として、私が実際に体験したブラジル館とトルクメニスタン館を中心に、その魅力をお届けします。
個性豊かな各国のパビリオン
会場を歩いていると、各国のパビリオンがそれぞれの個性を競い合っているのが分かります。バングラデシュ館の隣には、以前訪れたことのあるセネガル館があり、その隣にはエジプト館がありましたが、エジプト館はいつ見ても大人気で行列ができています。
バングラデシュ館の掃除時間
バングラデシュ館の前を通ると、入場を待つ人の列が。何かと思えば、清掃時間とのこと。万博の開催中に清掃時間を設けているのは初めて見たので、とても驚きました。
セルビア館でもらったビー玉
セルビア館では、セルビアカラーのビー玉をいただきました。最近はビー玉自体を持つことが珍しいので、なんだか懐かしい気持ちになりますね。


未来につながる自動販売機
会場内には、ナトリウムイオン電池を使った未来型の自動販売機がありました。太陽光発電とナトリウムイオン電池で動いているそうで、値段も普通と変わりません。46Wの電力を98%供給できているとのこと。
静寂の森
万博会場の中には、静かな森が広がっています。都会の喧騒を忘れ、自然の中でリフレッシュできるのは嬉しいですね。
展示物
万博の展示物といえば、やはり各国が工夫を凝らした展示です。今回は、セネガル館の展示物をご紹介します。また、セルビアでもらったビー玉は、セルビアカラーでとても綺麗でした。
今回のハイライト:トルクメニスタン館
トルクメニスタン館では、突如始まったプロジェクションマッピングショーに圧倒されました。騎馬民族の歴史や文化が美しく描かれており、その世界観に引き込まれます。
最後にグッズ売り場をチェック。トルクメニスタン産のチョコレートなど、珍しいお土産が並んでいました。でも、原油が出るところだからか、モーターオイルがお土産として売られているのは面白いですね。


未来が体感できる博覧会へ行こう!
今回の万博訪問では、様々な発見がありました。特に印象的だったのは、それぞれのパビリオンが持つ個性と、未来に向けた革新的な技術の展示です。
AIU@人間エアコンの万博レポート、いかがでしたでしょうか?
興味を持たれた方は、ぜひ会場に足を運んでみてくださいね。
ブラジル館とは
**ブラジル館**は、国際博覧会(万博)においてブラジルが出展する公式パビリオンであり、ブラジルの文化、歴史、産業、そして自然観を世界に発信する役割を担っています。特に大阪で開催された1970年万博(大阪万博)と、2025年の大阪・関西万博でのブラジル館が注目されています。




2025年大阪・関西万博のブラジル館
- テーマとコンセプト
2025年のブラジル館は、「人類と自然の包摂」を目指すブラジルのビジョンを体現し、持続可能性とユニークな感動体験を提供するプラットフォームです。ルラ大統領による外交と持続可能性への強いコミットメントのもと、国際社会におけるブラジルの存在感を強調しています。 - 展示内容と特徴
2棟からなるパビリオンで、第1展示棟は木やリサイクル素材(ポリ袋など)を使った空間芸術が広がり、自然との共存や環境と人間の関わり、生命の多様性、死と再生の物語を表現しています。エントランスには「我々の存在の真意とは。」という問いが日本語で掲げられています。 第2展示棟では、ブラジルの伝統衣装「パランゴレ」と日本の「羽衣」を融合させた「パランゴロモス」を来館者が身に着ける体験型展示があり、来場者自身がアート空間の一部となる演出がなされています。 - 日伯関係の強調
2025年は日本とブラジルの国交樹立130周年にあたり、1908年の日本人移民「笠戸丸」到着から続く日系人コミュニティの存在も紹介。両国の人的・文化的つながりが強調されています。 - 建築・演出
小規模ながらも動きのある演出や、外観へのこだわりが特徴です。空間全体で生物多様性や再生のストーリーを体感できる設計になっています。
1970年大阪万博のブラジル館
- 設計と構造
パウロ・メンデス・ダ・ホッシャによる設計で、外壁のない開放的な構造が特徴。どこからでも自由に入館できる「広場」のような展示空間で、世界中から移民を受け入れるブラジルの自由と開放性を象徴していました。 - 展示内容
地上部は「社会と産業の発展」、地下部は「歴史」と「未来」をテーマに展示。コーヒーや農産物、工業製品、首都ブラジリアの紹介、日系人の活躍など、現代ブラジルの姿を多角的に伝えました。 - 建築的意義
3つの丘と1本の十字柱で巨大な屋根を支える斬新な構造で、南北アメリカ大陸の自然を象徴。側壁のない設計は、当時の軍事政権下の閉塞感への批判的メッセージも込められていたとされています。




















ブラジル館の意義
- 多様性と包摂の象徴
ブラジル館は、自然・人間・多様性の共生をテーマに、持続可能な未来へのメッセージを発信しています。 - 日伯友好の象徴
日本とブラジルの歴史的なつながりや、日系人コミュニティの存在も強調され、両国の友好の証としても機能しています。
まとめ
ブラジル館は、時代ごとに異なるテーマや建築的特徴を持ちながら、常に「多様性」「包摂」「自然との共生」「国際交流」を体現する場として、万博の中でも存在感を放っています。2025年の大阪・関西万博でも、環境と人間の関係や日伯友好の新たな物語を発信する注目のパビリオンとなっています。
トルクメニスタン館(大阪・関西万博2025)
**トルクメニスタン館**は、2025年大阪・関西万博において、中央アジアのトルクメニスタンが出展する公式パビリオンです。テーマは「より良い明日を作り出す(Inspiring a Better Tomorrow)」で、サステナビリティや循環、生命の流れを象徴するデザインが特徴です。
主な特徴・見どころ
- 建築・外観
- 丸みを帯びた三角形の屋根が象徴的で、「循環」や「サステナビリティ」を表現しています。
- 外観は金色の装飾が目立ち、まるで宮殿のような豪華さ。白い馬のシルエットや金色に輝く犬の像など、独特の装飾が印象的です。
- SNSでも「異世界感」「写真映えがすごい」と話題になっています。
- 展示内容
- トルクメニスタンの歴史やシルクロード交易の栄華、遊牧民文化、民族衣装、アラバイ犬(中央アジアの犬種)など、国の特色を五感で体験できる展示が並びます。
- 1階は過去・現在・未来、2階は技術やイノベーション、3階は文化と、フロアごとにテーマが分かれています。
- 手織り絨毯や民族舞踊、映像シアターなど、伝統と現代が融合した演出が特徴です。
- 体験・サービス
- パビリオン内にはレストランも併設予定で、トルクメニスタン料理が楽しめる見込みです(2025年4月時点では準備中)。
- お土産やグッズも充実しており、民族模様のアイテムやチョコレートなどが人気です。
- ナショナルデー
- 万博開幕翌日の4月14日には、トルクメニスタンが参加国で最初のナショナルデー式典を開催。大統領自ら出席し、民族舞踊や伝統文化の紹介が行われました。
その他のポイント
- **予約不要**で入場可能。所要時間は15〜25分程度が目安です。
- サウスウッドゾーンに位置し、3階テラスからは万博会場全体を見渡せます。
- 豪華な建築と独自の文化体験で、他のパビリオンとは一線を画す存在感を放っています。
トルクメニスタン館は、シルクロードのロマンや遊牧民文化、そして未来志向のサステナビリティを体感できる、豪華で個性的なパビリオンです。写真映えスポットや珍しい文化体験を求める方にもおすすめです。











































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