【90分徹底レビュー】BambuLab 新作 H2D 開梱→組み立て→初テストプリントまでフル解説!
目次
2025.4.29 Bambu Labの新型プリンターH2Dが届いた
40kg超えのヘビー級です。以前所有していたQIDI XMAXよりも軽い。そして性能は別格となります。



Bambu Lab H2D ― スペック・特徴まとめ
Bambu Lab H2Dは、2025年に登場したBambu Labの新フラッグシップ3Dプリンタです。3Dプリントだけでなく、レーザー加工やカッティング、ペン描画まで1台でこなす“オールインワン・パーソナル製造マシン”として注目されています。
主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
造形方式 | FFF / FDM(熱溶解積層方式) |
最大造形サイズ | 350×320×325mm(両ノズル合計) シングルノズル: 325×320×325mm デュアルノズル: 300×320×325mm |
本体サイズ | 492 × 514 × 626 mm(幅×奥行×高さ) |
最高造形速度 | ツールヘッド速度: 1,000mm/s 加速度: 20,000mm/s² |
ホットエンド最高温度 | 350°C |
チャンバー加熱 | 最大65°C |
レーザー加工 | 10W/40W レーザー選択可 |
精度 | 5μm分解能の光学モーション制御、50μmの実動作精度(ビジョンエンコーダー利用時) |
対応素材 | PLA、ABS、PETG、TPU、カーボンファイバー、ガラス繊維強化樹脂など |
その他機能 | AIノズルカメラ、15基のフィラメント監視センサー、BirdsEyeカメラ、ペン描画、デジタルカッティング対応 |
H2Dの注目ポイント
1. 圧倒的な造形サイズとスピード
- 最大350×320×325mmの大容量ビルドボリュームを誇り、大型モデルの一体造形も可能。
- 1,000mm/sのヘッド速度と20,000mm/s²の加速度で、従来機種よりも圧倒的に高速な造形が可能。
2. デュアルノズルでマルチ素材対応
- 2ノズルによるマルチマテリアル・多色プリントに対応。サポート材や異素材の組み合わせも簡単。
- ノズル間のオフセットは25μm未満で自動補正され、高精度な仕上がりを実現。
3. 多機能オールインワン設計
- 3Dプリントだけでなく、10W/40Wのレーザー彫刻・切断、デジタルカッティング、ペン描画まで対応。
- 木材、革、アクリル、ゴム、金属など多様な素材の加工が可能。
4. AI・センサーによる高精度&安心運用
- AIノズルカメラや15基のフィラメントセンサーで材料詰まりやエラーを早期検出。
- 自動ノズルキャリブレーション(渦電流方式)で、デュアルノズルの調整も手間いらず。
- ビジョンエンコーダー(別売)搭載時は、5μm分解能・50μm精度の超高精度モーション制御が可能。
5. 多用途性と省スペース
- 1台で複数の加工工程をこなせるため、作業スペースやコストを大幅に削減。
- 異なる加工プロセスをシームレスに組み合わせることができ、クリエイターの創造力を最大限に引き出します。
H2Dはこんな人におすすめ
- プロトタイピングや多素材・多工程の作品制作を効率化したいクリエイター
- 省スペースで多機能なデジタルファブリケーション環境を構築したい方
- 高精度・高速造形を求めるプロフェッショナルや教育機関、研究開発部門
まとめ
Bambu Lab H2Dは、これまでの「多機能だけどどれも中途半端」なオールインワン機の常識を覆し、どの機能も高いレベルで両立した次世代のパーソナル製造機です。3Dプリント、レーザー加工、カッティング、描画まで、これ1台で完結。ものづくりの現場やクリエイティブな現場に、新たな可能性をもたらす注目の一台です。
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