アリエキスプレスとは、中国のアリババグループが運営する、(中国国内から)海外向けの販売サイトだ。
事件の要約
- 2022.6.14中国の大手海外向け販売サイト(aliexpress.com)で100万円を超える製品をAMEXでカード決済し購入した。
- 2022.6.16出荷案内が送信され、デリバリが始まる。2022.6.22お届け完了[FUKUOKA]Delivered 後でわかるが他人の追跡番号を入力したという過失。 完了までの期間に出荷の確認をするが回答なし。
- OSAKAへの到着荷物でないため、詐欺行為と認定しチャージバックをお店に要求するも無視
- 出荷されていない事実が発覚。そのためいったん決済をチャージバックするようお店に求めたが無視。
- aliexpress.comへクレームを行うが、妥当な回答を得られなかった。
- 何度もaliexpress.comへクレームを行うが、期待した対応は得られず、キャンセルできない。
- aliexpress.comへクレームを行うが、クレームを却下し、出荷後75日経過で免責に。この時点で現金は出荷人に着金済み。まだ現物の製品は未着のまま
- 8月に入り、通関業者からのメールで荷物が船便で大阪へ向かっていることを発覚。約束のEMS航空便で出荷されていない約束違反。
- 受け取り拒否を決行。出荷人と言い争いになる。中間に日本の貿易会社(中国系)が入る。
- AMEXに状況連絡クレームを入れる。AMEXから先の期限へ待ってから、未着の再報告するよう。早すぎるから、期間経過後に連絡してといわれる。
- 通関業者から、保管料の期限が迫っていると報告を受ける。受け取るか受け取らないかの判断が迫られる。
- 通関料金約10万円の支払いを決める。AMEXの期間前。通関業者へ支払う。
- 180㎏を超える(購入時の情報では90kg)情報が入る。一人では取り扱えない事実が理解できる。製品が180kgであれば購入は見送っていた。嘘の情報
- 通関業者のドライバー(中国人)が無断で積み荷(木箱)を路上に放置(家の玄関前)、いうことを聞かなかったので警察に報告。
- 2022.9.2通関業者にクレームし、日本人のプロの運び人2名により、無事に屋内に搬送された。
- 開梱すると、パーツリストが無い、取扱説明書がない、システムが中国語、本来付属するはずのパーツが同梱されていない。そもそもパーツリストが無い。
- 問い合わせると、のらりくらりな対応で、日時が過ぎてゆく。
- 何とか電源を入れて、動作確認を行うと動かない。裏蓋を開けて確認すると、結線が断線している。
- 結線を行っても動作しない。内部パーツのLCD表示ERROR32と表示され、この件を工場に報告し、結果を待つが、適切な対応が得られない。
- 2022.10このパーツの交換を申し出たら、パーツを送るが、着払いの送料を負担しろといわれる。
- 今度とも妥当なお付き合いができると思えない。誠意ある回答が得られない。
- 2022.10.17 AMEXから本件について何もできないと回答。取引先のモール、出品者に対してクレームもできないと回答。
欲しかった製品(Injection molding machine)
かつて米国製を購入して、トラブルに巻きこまれた経緯がある。結果的に営業マンの人間的な対応が悪いことが起因した問題だ。そして今回も、問題が起きた。
十分に相手方を把握することは、今回は出来たように思えた。事前のシステムチャットのレスポンスが良かったためだ。そして日本との取引実績がレビュー5として高評価だったことも安心感(決定打)を得ていた。
1ドル135円付近にまで、円安が進行して、価格は130万円を超える製品となっているが、米国製と比べると少し安い印象だった。しっかりとした工場のようで、期待していた。
今回入手した会社は販売商社のようだ。その後他の商社からも同じ広告が上がっていたことで状況を把握。
複数の規約違反と問題勃発
注文後のシステムチャットのやり取りで、1か月かかるとの情報を得ていたにもかからわず、早い段階で発送連絡と追跡情報を提供してきた。(この時点で何かおかしいと思った。)
EMSで発送すると書いてる。納期も発送方法も嘘ばかり。約束は一つも守られていない。
状況を箇条書きにするとこのようになる。
- EMSで出荷とあるが、実際に発送されたのは船便でした。(約束違反)
- 納期に約1か月かかると注文後に報告(表示と異なる)カード決済確定の遅延行為か?
- 追跡番号が虚偽で、おそらく他人の追跡番号を使用して報告した(虚偽)
- 偽の追跡番号のため、配達完了フラッグが上がる。(不正事実)
- 荷物到着前にクレジットカード請求があり、引き落とし済みになる(重大違反)
- 船便で届いたため、日本の通関担当業者からメールがくる。メールのみだったため把握できなかった。その後7/26、電話で一報が入りはじめて把握。(情報伝達の不備)
- 船便のFOB条件で出荷されており、EMS(航空貨物ではないため)DOORtoDOORで届くことはない。(契約違反)
- 船便の通常通関のため、面倒な手続きが必要。さらにFOB条件のため、税関まで荷物をトラックで取りに来いとのこと(契約違反)
- 日本の通関業者からの報告で、積み荷の重さ180kgと判明。実際の製品は90kgと記載。木箱を入れても2倍にはならないと考えられる。2マンデリバリーでは搬入が難しいと考えられる。(記述事項の不足)(搬入などについての事前連絡不備)
- すべての違反行為をチャットで連絡するも、たぶらかし、認めようとしないばかりか、こちらに苦情を言う始末。製品キャンセルとチャージバックの決意を固める。
EMSで出荷されていれば、追跡番号も正確だし、素早く届く。
偽の出荷番号が出たため、トレース(追跡)していたが、一向に届かず、着地は福岡になっていた。
これは他人の追跡番号が入力されたもの。これが原因となって、カードが請求されることになった。
アリエキスプレスの運営に報告しても、まともに対応されなかった。
明らかに届け先が異なる。しかもFedex IEで発送されている番号だ。
通常船便だと、追跡番号は存在しない。明らかに偽情報を入力した意図を感じられる。
契約時のEMSでの発送でもなく、事前に船便で発送される事付けや許可を求めれることもなかった。
これは、購入者を欺き、安い運賃で利益を稼ごうとする手法。
通関業者へ受け取り拒否を表明
出荷人は非を一切認めない。
到着前のカード決済完了への返金拒否(重大な規約違反)に基づき、返金を求めたが出荷人は応じる気配はなかった。
すでに出荷人とは関係がこじれており、この先この製品を受け取ってもまともなサービスが受けれれないことは明白である。よって受け取りを拒否することで通関業者と一致した。
2022.9.9
2022.9.2ようやく製品が搬入された
2名の佐川から派遣された人が搬入した。180kgある荷物は、超重かった。(購入時の記述は90kgと明記)この時点ですでに注文から3か月経過
木枠を破壊し、本体を露出。
500kgまで持ち上げ可能なクレーンを使って吊り上げた。
元あった、木の台にぴったりと収まった。
しかし、到着後確認された問題
- サンプル金型が実装されていない(約束済みのパーツが付属していない。)
- ACケーブルが日本向けではない
- 200V電源を入れても稼働しない
- おそらく、稼働テストを行っていない
- 必要であろうパーツが付属されていなかった(後々のチャットにて不足発覚)
200V電源を入れても稼働しない問題2022.9.14
原因は内部配線の断線。ありえない。
銅線の終端部分は端子化されず、生線をねじで固定してあるだけ。ちょっといい加減な感じだ。ここが中国の仕事。
何とかクランプと押し出し機の動作を確認
何度もカード会社へ保証や対応の依頼を行うが2022.10.13
何度もカード会社へ保証や対応の依頼を行うが、返答待ちで回答が得られない。連絡をしているとのことだが、タイミングの成果せいか、受信することが無かった。
一方、工場側は自分で修理しろ!としか言っていない。しょうがないので、自分で裏蓋を開けて確認すると何やらエラー32とLCD表示されている。
この件についてメーカーに問い合わせたところ即答されず、そのエラーのパーツメーカーへ確認するとのことで1週間ほど待ったが、適当な対応をされた。
マニュアルらしき中国語を切り取って、丸投げてきた。挨拶もなし。
自分ではこのエラーを復旧できないと、何度もしつこく迫って約3週間。パーツは交換するとの回答。しかし、送料は負担しろ!とまた、意味不明な保証対応。
こちらが送料を負担させられ、保証の後始末もさせられ、労働の対価でいうとすでに数万円は当方が負担している。本来なら着払いで返送し、徹底的に修理の上、再送すべきところだ。
もういい加減返金してほしい。
すでにショッピングモールの保証対応の期限切れに
製品到着が遅かったことから、到着時にはすでに保証期限切れなんてことも多々ある。
保証期限内にクレームをモール側にしつこく行っていたが、ほとんどが結論を先延ばしにしたり、いい加減な回答でごまかしていたことがほとんどだった。真摯に受け止めて、出店社を罰するような行動はいっさい無かった。
そうこうしているうちに、すでにリクエスト終了とのこと。
”合意されました”と書かれてあるが、こちらは合意したつもりはない。
クレジットカード協会の概要
協会設立の経緯
一般社団法人日本クレジット協会(Japan Consumer Credit Association)は、昭和33年設立の全国信販協会、昭和42年設立の日本クレジット産業協会及び平成17年設立のクレジット個人情報保護推進協議会を母体に、平成21年に三団体が大同団結して設立したクレジット業界の総合団体です。
当協会は、設立後直ちに(平成21年7月1日)個人情報保護法に基づく「認定個人情報保護団体」の認定を受けるとともに、改正割賦販売法が施行された平成21年12月1日に同日付で割賦販売法に基づく「認定割賦販売協会」の認定を受けております。
認定割賦販売協会及び認定個人情報保護団体の法的機能と、クレジットの業界団体としての団体機能とを併せ持つ、業界唯一の団体として活動を行っております。
カード協会は丁寧な姿勢をもって対応してくれたが、結果はなにも生まれなかった。
AMEXお客様相談室 03-5408-6750
AMEXお客様相談室 03-5408-6750の番号を協会の人に教えてもらった。
この番号は、お客様相談室であって、カード裏に書かれた番号の部署とは異なるみたい。
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