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熱中症対策製品の開発経緯

目次

”ニッポンを冷やそう!”スローガン

熱中症対策製品の開発経緯取材

熱中症対策製品の開発経緯取材

貴社の熱中症対策製品の開発経緯についてご教示ください。

クールスマイルは2011年3月11日に発生した、東日本大震災の衝撃をうけて、発足しました。

夏に復興が必要であることをすぐさま思いつき、震災被害地域の復興に生かせないか、開発による後方支援を目的とし、通常はあらゆる暑い現場で使用できる熱中症対策製品の開発を進めました。

地震に津波、福島第一原発の事故、緊迫した電力需要における計画停電。風水害や地震などの天災後の復興を支援できる製品。労働の過酷な暑さから救える製品を目指しました。

現在の人間エアコンの品質になるまでには多くの時間がかかりました。妄想から実験を繰り返し、99%の失敗の中から学んだ毎日の発明により実現しています。日々の努力を惜しまず、7年間の赤字開発でもあきらめなかった。

人間エアコンにかける思いは、人一倍強く、たった一人ではあるが、強い気持ちにより成熟したクオリティを生み出し、現在は実際に現場で大活躍しています。
一人はみんなのために、みんなは一人のために。”ニッポンを冷やそう!”のスローガンを掲げ、毎日革新を続けています。

暑い溶接現場

溶接業界のような過酷な現場で特に有利だと思われる特徴はどのような点でしょう か。

どこの現場も過酷ですが、
いずれの現場の場合も着用し、実施することができる機動力や性能を持っています。
言葉では難しいですが、実際に使った人に言わせれば
”もはやこれなしで仕事はできない。”
具体的な仕組みについてはこちらをご覧ください。

以前はおひとりで開発なさっており、人手が足りていないということでしたが、 現在の研究・生産体制や、社員規模、今後の予定などはいかがでございましょうか。

結論から言えば、当時と体制は変わりません。というのも現在(冬季)は閑古鳥だからです。人材を必要としておりません。しかし、夏季に関しては、需要が極端に増え、瞬間的に在庫が消えます。再生産までに時間がかかり、当期に人間エアコンを入手できないことが多いです。春までに導入を終わらせていただくことを強く願います。
今後とも、そういった状態が続く限り体制は変わらず、人材は増えません。まとまったオーダーが冬季(生産計画)にあり、販売網が永続的に構築される必要があります。

2018年のインタビューでは設立以来7年連続の赤字とのことでしたが、売り上げは その後いかがでしょうか。

2019年度(8年目にして)に単年度の黒字化に成功。しかしながら発足からの累計赤字は続いております。
現行の人間エアコン3000セット程度の販売が年間に必要になります。

現在開発に取り組んでいる商品・今後開発に取り組みたい商品はどのようなもので しょうか。

人間エアコンシリーズの更なる高性能化とユーザーへの提供数の増加を目指します。いままで製造開発に注力を注ぎ、マーケティングにはほとんど力を入れてきませんでした。(時間がない)成熟した製品の流通のための提供網を広げてゆく予定です。

年間売り上げと暑さは比例する人間エアコン 大阪の熱中症対策専門メーカーの奮闘と軌跡を描く。

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