LINEでふと目に留まった、あやしいLINEの友達追加を見つけた。どっから流入したのか忘れたけど、上手に作りこまれている印象だ。
よく見るとLINEの公式サイトかのように見えるが、LI_NEと真ん中にスペースがあることが伺える。ぱっと見、気が付かないことが多いのではないだろうか?
LINE公式にはLINE@時代から搭載されている、自動返信機能なるものがあります。これはランダムにユーザーからの問いに答えるもので、AIとは全く呼べない代物。
しかし、今回はそれを一歩進化したものだ。以前がAIとは呼べないが、今度のものはAI0.5といったところだろうか。正式なAIにも満たない未完成品だ。
友達登録すると即返事が来る
ひとまず、小手調べ。なにか返信を打ってみる。すると、数分の遅延(実際に文章を打てるぐらいの間)後にメッセージが自動的に帰ってくる。
しかし、見てわかるように、会話は成立しない。これはAIではない。あらかじめ用意された文章をタイミングよく送っているだけのシステムです。
LINEビジネスID でLINE公式にアクセス
自分が管理しているアカウントにアクセス
筆者はいくつかのアカウントを使っている。
AI応答メッセージを編集する
シンプルQ&Aであらかじめ、文章を用意しておく。標準でここまでできるようになった。ぎこちないが、質問のタイプ別にメッセージを送ることができる。
例えば、「電話で話したいのですが?」と打てば、お問い合わせのメッセージが送信される仕組み。
これまでは、このタイプ認識する部分ができず、単にランダムにメッセージを送る事しかできなかった。しかし、今回の新UIからは、タイプを判別するAIが開発された。その部分にディープラーニングされているのかは不明だが、AIと呼ぶ以上そのような仕組みになっていると予想する。
機能的にはまだAI0.5半人前といったところだ。
その後も返信を続けた結果
よくある出会い系サイトのアルバイト風に、とにかく強引なメッセージが次々送られてきます。
まず、会話が全くあわない。そりゃそうだよね。
これも良くありがちな、トラブルを装うパターン。こんなので、引っかかる人がいるのだろうか?いるから、こんなのを開発しているんだと思うが。
仲良くもないのに、みょうに親密な話し方になっていますね。なんだか気持ち悪い。
そして最後に課金目的の他サイトへ誘導して終了!
こっちで連絡をとりましょう~と誘導するパターン
本来の目的は、このサイトへの誘導である。ちょっと回りくどいが、一般的にこのようなサイトはグーグル上で、上位に表示されることはない。なので、LINEという強大な集客パワーを持ったツールを使用し、姑息に誘導させているのである。彼らのやり方は、以前はスパムメールだったが、LINE時代になってからは、ツール使用が目立ちだした。半自動的な開発が非常にカンタンで誰でもできる時代になったと言えるだろう。
LINE公式はさらに進化していくとみられ、そのうち人間と見分け付かないようなAI恋愛が社会問題になると筆者は予報しておく。
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